【2025年最新版】中国東方航空のリアル。試しに使ってみた!

Last Updated on 2025年8月22日 by 紅茶
- 実際に乗って感じた座席・機内食・サービスのリアルな感想
- 福岡発オーストラリア行き(上海経由)での乗り継ぎ体験と注意点
- どんな人におすすめできるか、利用前に知っておきたいポイント
「中国東方航空って安いけど、遅延やサービスの質が気になる」
そんな不安、ありませんか?
費用重視で旅行を計画していると魅力的な選択肢に見える一方で、ネットには「接客が雑」「時間通りに飛ばない」といった口コミも多く、利用をためらう方もいるかと思います。

私自身、口コミを気にして今まで利用を控えていました。
そこで今回、私が実際に福岡発オーストラリア(メルボルン)行き(上海経由)の往復便を利用し、座席や機内食、サービス、乗り継ぎまでを細かく体験レビューします!
結論から言えば、多少のサービスの粗さを許容できれば、十分に選択肢としてアリな航空会社だと感じました。
私はこれまでに海外旅行30回以上、10社以上の海外航空会社を利用してきました。
そんな経験を踏まえて、今回の搭乗で気づいたポイントや他社との違いも交えてお伝えします。
この記事を読めば、中国東方航空を利用する際の注意点や、快適に過ごすためのコツがわかり、「乗って大丈夫かな…」という不安を解消できます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
この記事を書いた人

名前 / Name
紅茶
海外渡航歴 / Overseas travel history
10ヶ国・30回以上(常夏な国多め)
旅スタイル / travel style
航空券は安く、ホテルは贅沢派。
世界遺産や絶景を求め、海外へ!
【福岡〜メルボルン便】上海経由の実態調査


チェックインカウンターには出発時刻2時間前に着きましたが、写真のように既に多くの方が並ばれておりました。
旅行者が気になる以下のポイントを一つひとつ体験ベースでお伝えします。
- チェックインから搭乗まで
- 座席の快適さ
- 機内食やサービスの質
- 上海での乗り継ぎ
- 遅延やトラブルの有無
ネット上では賛否が分かれる中国東方航空ですが、実際の搭乗環境や接客はどうだったのか?
これから利用を検討している方が事前に知っておくべきリアルな情報を、順を追って詳しくレビューしていきます!
1. 初心者でも安心!国際線チェックイン&搭乗ガイド


福岡〜上海の便は、3-3配列の中型機でした。
国際線利用の場合は、出発時刻の2時間前までにチェックインカウンターへ到着しておくのが基本です。
日本出発時であれば、海外の航空会社でもJALなどの日本人スタッフが対応するため、日本語での案内が受けられます!
- 出発2時間前までに到着し、余裕を持ってチェックイン
- 保安検査後は搭乗口の場所と移動手段を確認
- 荷物棚確保のため、搭乗開始直後に並ぶのがおすすめ
手荷物や預け荷物の対応も丁寧で、「搭乗口には〇時までに到着してください」など国内線同様の注意点をしっかり教えてくれます。
搭乗口までの移動は、初めての空港ではわかりにくいこともあります。

保安検査場を通過したら、まず搭乗口の位置を確認しましょう。
歩いて行けるのか、ターミナル間をモノレールやバスで移動する必要があるのかをチェックしておくと安心です。
搭乗時はエコノミークラスの列が混み合います。
特に最後の方に並ぶと、座席上の荷物棚が埋まってしまい、自分の席から遠い場所に置かざるを得なくなることも。


搭乗開始直後に機内へ搭乗できるよう、搭乗口付近で待機しておくと席近くの荷物棚を確保できますよ!
2. エコノミー席でも快適?中国東方航空の実際の座り心地
福岡〜上海便は3-3配列の中型機で、モニターはありませんでした。


シートスペースは日本国内線とほぼ同じ感覚で、やや狭めです。
一方、上海〜メルボルン便は3-3-3配列の大型機で、モニターがあり、USB-Aポートも1つ搭載。


長距離便らしくスペースも広めで、10時間のフライトも耐えられる座席でした。

ただ、クッション性は控えめなので、配られる枕や毛布をお尻に敷くと快適度が上がります。
機内はやや冷える傾向があるため、寒がりな方は軽く羽織れる上着を持参すると安心です。
3. 機内食とサービスの実態
福岡〜上海の約2時間の短距離フライトでも、機内食は1回提供されました。


ただ、内容は非常に軽めで、正直「小腹を満たす程度」という印象。
一方、上海〜メルボルンの約10時間の長距離フライトでは、機内食が2回。

メインディッシュ、副菜、パン、デザートまで揃っており、長時間移動でも満足できるボリュームでした。

飲み物はおよそ6種類ありましたが、提供タイミングはなぜか食後でした。
そのため、食事と一緒に飲みたい場合は、配膳時に客室乗務員へ直接リクエストするのがおすすめです。
客室乗務員は基本的に中国人スタッフで、中国語が中心のアナウンス。
ただ、英語で話せば英語で対応してくれるため、中国語ができなくても全く問題ありません。

簡単な英語で大丈夫です。
私自身、英語ペラペラじゃないですが問題ありませんでした!
対応の丁寧さは「可もなく不可もなく」。
笑顔が少なく、親しみやすさはあまり感じられませんが、業務は淡々とこなしてくれる印象です。
やや気になったのは、食後のトレー回収が遅いこと。
さらに、飲み物のコップは「次も使うから」と回収されず、テーブルが少し窮屈に感じる場面もありました。
良かった点は特にないものの、致命的に不快な対応はなく、総合的には「まあ普通」というレベルでした。
- 短距離便でも軽食あり、長距離は2回のしっかりした食事
- 飲み物は食後提供、同時に欲しい場合は要リクエスト
- サービスは業務的で親しみやすさはないが、対応は問題なし
4. 上海での乗り継ぎ体験
今回のフライトでは、行きの 福岡〜メルボルン便(上海経由) の乗り継ぎは非常にスムーズで、遅延もなく予定通りに次の便へ乗ることができました。
ただし、帰路の メルボルン〜福岡便(上海経由) では、日をまたぐトランジットとなり、一度中国へ「入国」する必要がありました。
入国といっても、空港ターミナル自体は24時間オープンしているので、外へ出る必要はありません。
私は空港内のスターバックスで椅子に座り、次のフライトまで時間を潰しました。
中国の空港は深夜でも照明が明るく、警備スタッフも巡回しているため、特に治安面での不安は感じませんでした。
幸い、今回のチケットは スルーバゲージ対応。そのため上海でスーツケースを受け取る必要がなく、福岡行きの航空券も最初から発券されていました。
結果、上海で改めてチェックインをする必要もなく、搭乗時刻の約2時間前に保安検査を通過し、そのままゲートへ向かうだけで済みました。
- 乗り継ぎがスムーズなら特に問題なし
- 日をまたぐトランジットでは一度入国する可能性あり
- スルーバゲージ対応なら荷物の受け取り不要で安心


24時になると写真のようにゲートは閉まりますが、皆さん開けて出入りしてました。
周りを見渡すとベンチでぐっすり眠っている人も多くいます。ただ、やはり外国の空港で完全に寝てしまうのは少し不安…。
荷物の管理や安全面を考えると、グループ旅行なら誰か一人は起きておくのが安心です。
私は今回ひとり旅だったので、さすがに寝る勇気がなく、朝まで起きて過ごしました。眠気との戦いにはなりますが、安全を優先するなら「休みながらも意識は保つ」くらいがちょうど良いと思います。
5. 遅延・トラブルの有無はどうだったのか

空港での流れは、チェックイン・荷物預けから始まり、保安検査・搭乗ゲートでの待機を経て、いよいよ飛行機に乗り込みます。
ここで気になるのが「預けたスーツケースがちゃんと同じ飛行機に積まれているのか」という不安。
特に海外旅行ではロストバゲージのリスクもあるため、多くの人が心配するポイントです。

そんな時に非常に役立つのが AppleのAirTagです!
荷物に忍ばせておくだけで、iPhoneの「探す」アプリから現在地を確認できます。
飛行機の離陸前に位置情報が空港内から「近くにある」と表示されれば、「自分の荷物も同じ飛行機に積まれたんだな」と安心できます。

海外旅行では必ず、エアタグをスーツケースに入れてます!
チェックイン後から搭乗までの間、スーツケースの位置が手元のスマホで分かる安心感は想像以上です。
少し高いなと感じる方は、Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Cardもおすすめです。

私自身、スーツケースが2個以上の際は、このアイテムを使っています。
こちらの商品はAmazonセールなどで安くなった際に買うのがお得感があり、おすすめです!
中国東方航空に実際に乗って感じたメリット・デメリットまとめ

実際に中国東方航空を利用してみて、「コスパの良さ」という強みと、「サービス面での不便さ」という弱みの両方を感じました。
結論から言えば、安く海外に行きたい人にはとても魅力的な選択肢ですが、快適さを重視する人にとっては注意が必要な部分もあります。
ここからは、私が実際に搭乗して体験した「メリット」と「デメリット」をそれぞれまとめて紹介していきます。

旅行スタイルや目的に合わせて、自分に合うかどうか判断する参考にしてみてください!
中国東方航空を選んで良かった3つのメリット

結論から言えば、中国東方航空には「コスパの良さ」と「荷物条件の手厚さ」、そして「乗り継ぎのしやすさ」に大きなメリットがあります。
- スルーバケージ対応で乗り継ぎもスムーズ
- 他の航空会社より3〜5万円ほど安い航空券代
- 預け荷物が23kg×2個まで無料
それでは一つづつ解説していきます。
スルーバゲージ対応で乗り継ぎがスムーズ
中国東方航空はスルーバゲージ(乗り継ぎ地で荷物を一度受け取らなくても、最終目的地まで自動で運んでくれるサービス)に対応している便が多く、今回の福岡〜上海〜メルボルン往復もその対象でした。
そのため、上海でいちいち荷物をピックアップしたり、再度チェックインしたりする必要がなく、乗り継ぎがとても楽でした。
特に長距離フライトの移動中は、この差が大きく感じられます。

スルーバゲージ対応で、乗り継ぎでも荷物を気にせずのんびり過ごせました!
航空券代が安くコスパが良い
同じ時期・路線の他社便と比較しても、中国東方航空は3〜5万円ほど安く航空券を購入できるケースが多いです。
「費用はなるべく抑えたいけれど、LCCのようにオプションでどんどん追加料金がかかるのは嫌」という人にとって、フルサービスキャリアでこの価格帯は大きな魅力です。

費用重視の人にはありがたい!他社よりグッと安い航空券
預け荷物が23kg×2個まで無料
エコノミークラスでも23kgまでのスーツケースを2つまで無料で預けられるのは、他社と比べても手厚いサービス。
留学や長期滞在、またはお土産をたくさん持ち帰る旅行者にとって非常に安心できる条件で、荷物の制限をあまり気にせず旅行計画が立てられます。

長期滞在やお土産が多いときも安心!23kg×2個の無料預けは本当に助かります。
中国東方航空に乗って感じた残念ポイント3選

もちろん、中国東方航空にはメリットだけでなく、実際に利用してみて「ここはちょっと残念だったな」と思う部分もありました。
- 飲み物が機内食と同時に出ない
- 食後のトレー回収が遅い
- 日本語対応の映画が少ない
飲み物の提供が機内食と同時ではない
機内食が配られたときに「ドリンクも一緒に欲しい」と思う人は多いですが、中国東方航空では飲み物の提供がなぜか食後になることが多いです。
そのため、食事と一緒に飲み物が欲しい場合は、配膳の際に客室乗務員へお願いする必要があります。
私自身も、食事が出されたとき「飲み物はまだ?」と思いましたが、声をかけるとすぐに持ってきてもらえました。
つまり、対応が悪いわけではなく、オペレーションの流れがそうなっているという印象です。
食べ終わったトレーの回収が遅い
機内食を食べ終えても、トレーの回収がなかなか来ないのは気になった点の一つです。
テーブルが塞がったままだと、飲み物を置いたりちょっと休憩したりするのに不便さを感じました。
また、飲み物用のカップは「次も使うから」と回収されないこともあり、狭いエコノミー席では少し窮屈に感じることも。

食後すぐに片付かないので、ちょっと落ち着かないかも…
日本語対応の映画がほぼない
座席モニター自体はありますが、ラインナップは中国語や英語の作品が中心。
日本語で視聴できる映画や番組はほとんどなく、エンタメを楽しみにしていた方には少し物足りない内容でした。
長距離フライトで暇をつぶしたい人は、事前にスマホやタブレットに映画・音楽・本などをダウンロードしておくと安心です。
中国東方航空はどんな人におすすめ?
結論から言えば、中国東方航空は費用重視で、サービスに過度な期待をしない人には十分おすすめできる航空会社です。
実際に利用してみると、キャセイパシフィックといった同じFSC(フルサービスキャリア)と比べても約5万円ほど安く、コストパフォーマンスの良さを実感しました。
また、安全面についても不安は杞憂に終わりました。フライトの遅延やトラブルはなく、預け荷物のスーツケースも壊れることなくきちんと受け取れています。
私自身、乗る前は「中国の航空会社って大丈夫かな…」と不安でしたが、中国人の友人から「いつも使ってるよ、大丈夫だよ」と聞いたことも安心材料になりました。
一方で、機内サービスやエンタメ面では物足りなさもあります。
長距離フライトでは日本語対応の映画がほとんどなかったため、NetflixやYouTubeプレミアムで事前に動画をダウンロードしておくのがおすすめです。
おすすめできる人
- 費用を最優先にしたい人(同じFSCでも数万円安いチケットを買える)
- 荷物が多くなりがちな人(23kg×2個の無料預け入れは大きなメリット)
- 接客やエンタメの質よりも、コストや移動手段を重視する人
おすすめできない人
- 丁寧なサービスや日本語対応を求める人
- 機内映画やエンタメをフルで楽しみたい人
- 座席やサービスに「快適さ」を強く期待する人
中国東方航空をもう一度選ぶ?利用後の率直な感想
結論から言えば、私はまた中国東方航空を利用します。
その一番の理由は、やはり「価格」です。
実際、同じフルサービスキャリアであるキャセイパシフィックと比べても、約5万円ほど安くチケットを購入できました。長距離国際線でこの差は非常に大きく、コストパフォーマンスを重視する旅行者にとっては大きな魅力です。
さらに、ネットの口コミでよく見かける「サービスが悪い」「遅延が多い」といった不安要素も、今回のフライトでは特に問題はなく、思った以上に快適に過ごせました。
加えて、エコノミークラスでも23kg×2個まで無料で預けられる手厚い荷物条件も、長期旅行や荷物が多い旅には大きな安心材料です。
もちろん、日本語対応の少なさやサービスの質に物足りなさはありますが、それを補って余りある価格的なメリットがあると感じました。
総合的に見て、「費用を優先したい旅行」なら次回も十分に選択肢になる航空会社だと思います。
まとめ
今回の福岡〜オーストラリア往復(上海経由)で中国東方航空を利用した体験をもとに、チェックインから搭乗、座席や機内食、乗り継ぎ、サービスの質までを詳しくお伝えしました。
価格の安さや荷物条件の良さは大きな魅力ですが、サービス面では日本の航空会社と比べると粗さが目立つ部分もあります。
- 価格の安さと荷物条件の良さは大きな強み(20kg×2個まで無料)
- サービスや設備は可もなく不可もないレベル
- 費用重視・サービスに過度な期待をしない人には十分選択肢になる
総じて言えば、細かいサービスの質や日本語対応の少なさなど、いくつかの注意点に目をつぶれるなら、中国東方航空は十分に利用価値のある航空会社です。
コストパフォーマンスを優先する旅行や、荷物が多くなりがちな長期滞在には特におすすめできます。